◆雨漏り対策修理 漆喰工事と壁際コーキング防水工事 明石市 2015年6月
【工事内容】
- すみ棟ばらして復旧
- 瓦の浮き・ズレ部分の大屋根の地瓦葺き直し
- 焼き板コーキング防水対策 壁際板金の釘浮きを打ち込みコーキング
- その箇所の漆喰部交換
【棟瓦と漆喰箇所の修理】
【お客様のご要望】
雨漏り対策のご依頼。台風後の時期。
以前から気になっていた入母屋の隅棟と下り棟の接合部分(つけねが2箇所)と隅棟の鬼瓦付近。また、外壁焼き板のジョイント部分からの雨漏りの心配もされていた。当社屋根診断士の予想した箇所(漆喰部)からの雨水が吸収または侵入の懸念ありと判断。放水テストも実施。
漆喰の塗り面が通常よりも出すぎているため、のしとのしのつなぎ目から雨水が浸入する可能性もあり、また、隅棟の部分も漆喰からの雨水の進入リスクが考えられたので、棟をバラシて調整しなおす修理プランをご提案。
【大西瓦から一言】
大屋根の瓦の浮きが目立ったので、横なぶりの雨による雨漏りリスクがあったため、縦ラバー工法(既存の瓦の機能を最大限に生かすことができるコストを抑えることができ屋根の寿命を延ばすことができる)も選択肢にあったが、日本様式の風格のあるお家の瓦の見た目、また、既存瓦が使用可能でもあることから葺き戻しの工事をご提案。
1.既存瓦をめくる→2.土撤去→3.瓦桟撤去→4.新設ルーフィング防水材を敷設→5.新設瓦桟→6.土無しでの空葺き(現在の手法)※屋根が軽くなる→7.釘を全打ち→8.野地は損傷が少なかったので、がさついていた瓦はきれいに葺き戻ししてきれいに収めた。
雨漏りの原因となる要注意箇所を縦にコーキングすることで、雨水の進入リスクを減らすコーキング防水工事もおこなった。
工期 1週間