神戸市垂水区の空き家にて漏水が発生しています。総二階建ての住宅で、屋根材は現在廃盤となっている塩焼き瓦です。屋根の状態確認と適切な対策をお願いしたく、無料点検を希望しています。迅速な対応をお願い申し上げます。とのことです。では、見て参りましょう。(^^♪
経年劣化した塩焼き瓦の様子
経年劣化した塩焼き瓦は、長年の風雨にさらされて色あせ、表面がざらつき、ひび割れや欠けが目立ちます。塩分が含まれた焼き物特有の光沢は失われ、灰色や赤茶色に変色します。瓦の端が欠けていたり、ヒビが入っていることが多く、全体的に強度が低下しているため、見た目にも老朽化が感じられます。
本棟、桟瓦部分の劣化
経年劣化した塩焼き瓦の本棟部分は、長年の風雨や日光により色褪せ、漆喰(しっくい)の剥がれが見られます。瓦の端が欠けたり、接合部に隙間ができていることもあります。桟瓦にはひびが入り、特に重い雨や雪で水分が浸透しやすく、内部に腐食や劣化が進行することがあります。これにより、瓦の強度が落ち、雨漏りのリスクが高まります。全体的に耐久性が低下している状態です。
経年劣化した塩焼き瓦の状態と捨て谷の錆
廃盤となった経年劣化した塩焼き瓦は、長年の風雨で色が褪せ、表面がざらつき、ひび割れや欠けが目立ちます。瓦の端が欠けたり、接合部分に隙間ができ、強度が低下しています。また、捨て谷部分の錆が進行し、金属部分に穴が開いています。錆びた捨て谷は水をしっかり排水できず、瓦の隙間から水漏れを引き起こしやすく、建物にさらなるダメージを与えるリスクが高まっています。
パラペット部及び庇板金の錆
パラペット部や庇の板金部分は、長年の風雨にさらされて錆びが進行しています。錆が広がり、表面に赤茶色の斑点や剥がれが目立ち、金属が脆弱になっています。庇の端や接合部では、特に錆の進行が早く、表面がぼろぼろに剥がれて穴が開いていることもあります。この錆びによって、雨水の浸透が促進され、屋根や壁へのダメージや腐食が進行する恐れが高まります。強度が低下しているため、早急な対策が必要ですね。
【現場調査結果】
写真の見た目のとおりかなり状態が悪いので屋根葺き替え工事をお勧めします。金額のご相談からしっかりとご予算にあった工事を致しますのでどうぞよろしくお願いいたします。m(__)m
今日も大西瓦のブログを読んで頂きありがとうございました。